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使用方法

本サービスではメーリングリストを使用することができます。メーリングリストに対してメールを送信することで、そのメールはメーリングリストに登録された全ユーザに再送信されます。メーリングリストはインターネット上で、特定の話題についての情報を共有する手段として幅広く使われています。

メーリングリストは公開にすることも非公開にすることもできます。非公開メーリングリスト(プライベートリスト)はSubscribeコマンドを受け入れません。
メーリングリストに送信されてきたメッセージを蓄積し、定期的にダイジェストとして投稿することができます。(ダイジェストには、メーリングリストに送信された一連のメッセージが含まれます)。購読者は、大量のメッセージを受信するメーリングリストなどで、数分おきにリストに新しいメッセージが送られてくるのではなく、定期的にダイジェストを受信するオプションを選択することもできます。
メーリングリストに投稿されたすべてのメッセージ(またはダイジェスト)のSubject行に設定した文字列を挿入することができます。
(登録や登録解除の方法といった情報が含まれている)ヘッダテキストやトレイラテキストを設定し、メーリングリストに投稿されたすべてのメッセージ(またはダイジェスト)にそれを表示させることができます。Subscribe、Unsubscribe、Help、Listといった、標準的なメーリングリストコマンドをサポートしています。

* リスト名
リスト名は、文字と文字の間にスペースを入れないで、アルファベットで3文字から23文字までにしてください。

* 説明
メーリングリストの説明などを入力します。

* 管理者
メーリングリスト所有者です。モデレータでもあります。ここには完全なメールアドレスを入力しなければなりません。

* リストに返信
返信先を、元のメッセージの送信者にではなく、メーリングリストに設定します。

* 投稿の許可
メーリングリストにメールを投稿できるユーザを決定します。
どのユーザでもメールを投稿できるようにするには、[投稿者を制限しない]を選択します。
登録者だけがメールを投稿できるようにするには、[購読者のみ投稿可能]を選択します。
メーリングリストの所有者だけがメールを投稿できるようにするには、[モデレータのみ投稿可能]を選択します。
[モデレータ のみ投稿可能]は、メッセージがリストに投稿される前に、メーリングリストの所有者がすべてのメッセージを再確認する場合に使用します。

* Listコマンドを禁止する
メッセージの本文にList listnameコマンドを入力したメールをリストサーバ(例えばlistserv@xxxxx.co.jp)に送信すると、メーリングリストに登録されているユーザの一覧を入手することができます。メーリングリストへの登録者の一覧をユーザが受信できないようにするには、このオプションを選択します。

* コマンドメールでの登録を禁止する
このオプションがオンになっていると、メーリングリストへの登録要求を拒否します。管理者は新規ユーザを追加するのに、管理用ホームページを使用しなければなりません。登録解除要求は常にオンになっているので注意してください。

ダイジェストモードの設定

メーリングリストの登録者にメーリングリストに送信されたメッセージのダイジェストを提供することができます。リストサーバは、メーリングリストに送信されたメッセージを、ダイジェストメールボックスに「アーカイブ」します。蓄積されたメッセージは、ダイジェストの申込者に単一メッセージとして送信されます。このダイジェストは、一定間隔ごとに(例えば毎日や毎週など)、あるいはダイジェストのサイズが指定のバイト数に達したときに送信されるようにスケジュールできます。ユーザが受信するダイジェストには、以前のダイジェスト送信以降にリストに送信されたすべてのメッセージが含まれています。

* 題名を変更する
このオプションがオンになっていると、文字列が、メーリングリストに送信された各メッセージのSubject行の最初に表示されます。

* ヘッダ使用可能/トレイラ使用可能
このオプションがオンになっていると、テキスト情報が、メーリングリストに送信された各メッセージの最初か最後に表示されます。ヘッダ情報を入力するには、[ヘッダ使用可能]オプションを選択し、次にテキスト情報を入力します。この情報はheader.txtファイルに保存されます。トレイラ情報を入力するには、[トレイラ使用可能]オプションを選択し、次にテキスト情報を入力します。この情報はtrailer.txtファイルに保存されます。
例えば、登録や登録解除の方法をヘッダまたはトレイラに入力し、各メッセージの最初や最後に表示させることができます。

* 題名でのUnsubscribeを受理する
ユーザがメーリングリストへの登録を解除する場合、ほとんどのリストサーバでは、Unsubscribeコマンドがメールの本文で指定されることを想定しています。メーリングリストで、メッセージのSubject行で指定されているUnsubscribeコマンドも受け入れるようにするには、このオプションを選択してください。
このオプションがオンになっていると、メーリングリストはSubject行にある、次の登録解除コマンドを受け入れます。unsubscribe、remove、signoff

* メッセージの最大サイズ(バイト単位、0=無制限)
メーリングリストに送信できるメッセージの最大サイズ(バイト数)。サイズを無制限にしたいときは、0を入力します。

* Killファイルを編集
Killファイルにメールアドレスや特定のメールホストを指定すると、そこからのメールは受けとらないようにすることができます。Killリストには、次のいずれかの形式のエントリを1行に1つずつ入力してください。
userid@host
@host
例えば、あるユーザメールアカウントからのアクセスを拒否するには、「fred@ooooo.com」と入力します。
メールホストooooo.comの全ユーザのアクセスを拒否するには、「@ooooo.com」と入力します。
リストサーバは着信メッセージのMAIL FROM:行をチェックします。
リストサーバはKillファイルにリストされているすべてのメールアドレスからのアクセスを拒否します。


ダイジェストモード使用時のオプションについて

* ダイジェス メールボックス
ダイジェストメールが送信される前に、メールがアーカイブされるメールボックス名を入力してください。すべてのメールのコピーは、次のアドレスに送信されます。

* ダイジェストの題名
ダイジェストのSubject行に使用されるテキストを入力します。

* テキスト以外の添付ファイルを取り除く
このオプションがオンの場合、ダイジェストが送信される際に、テキスト以外の添付ファイルが除去されます。

* メッセージセパレータを使用
ダイジェスト内でメッセージを自動的に区切るのに使用する線や文字を入力できるようにします。セパレータとして使用する線や文字を入力してください。

* ダイジェストにヘッダ/トレイラを含める
このオプションがオンの場合、ダイジェストとして投稿されるメッセージにヘッダメッセージやトレイラメッセージが付きます。このオプションを使用するとダイジェストのサイズが大きくなる上、ダイジェスト自体にもヘッダやトレイラがついているため、このオプションの使用は推奨しません。

* ダイジェストヘッダを使用/ダイジェストトレイラを使用
このオプションがオンになっていると、各ダイジェストの最初か最後に、テキスト情報が表示されます。ヘッダ情報を入力するには、[ダイジェストヘッダを使用]オプションを選択し、次にテキスト情報を入力します。この情報はdigest_header.txtファイルに保存されます。トレイラ情報を入力するには、[ダイジェストトレイラを使用]オプションを選択し、次にテキスト情報を入力します。

スケジュールの方法(と、必要なら日付や時間)を設定し、ダイジェストを送信する頻度と時期を決定します。
ダイジェストを投稿する頻度を、ドロップダウンリストから選択します。[毎日]、[毎週]、[隔週](2週間ごと)、あるいは[毎月]を選択した場合は、ダイジェストを投稿する日付と時間を設定することができます。例えば、[毎週]を選択し、[次の処理日時]を07/10/1997 3:00 AMに設定した場合、ダイジェストはこの日時に最初に投稿され、それ以降毎週同じ時刻に投稿されます。
nn日ごとにダイジェストを投稿したい場合は[ユーザ定義]を選択し、日数を入力します。ここでは、ダイジェストを投稿する頻度、および次の投稿の再スケジュール方法を調整することができます。
[サイズ]を選択し、キロバイト数を入力し、ダイジェストがこのサイズ制限に達したときに、ダイジェストを発信するように指定します。ここでは、ダイジェストを投稿する頻度、および次の投稿の再スケジュールする方法を調整することができます。
[即座に送信]ボタンをクリックしたときにのみダイジェストを投稿するようにするには、[手動]を選択します。[前回の処理日時]には、最後にダイジェストが投稿された日時が表示されます。
[即座に送信]をクリックすると、ダイジェストを直ちに投稿し、選択した周期で次の投稿を再スケジュールすることができます。


リストサーバコマンド

リストサーバは、電子メールの本文中の次のコマンドを受け付けます。

Subscribe listname your_name
Unsubscribe listname your_name
Unsubscribe listname userid@domain.com(このコマンドはメーリングリストの所有者しか使用できません)。
Help
Help listname
List
List listname
Set mode digest listname
Set mode standard listname

これらのコマンドのいずれかを実行するために、リストサーバに電子メールを送信するときには、電子メールの宛先を必ず「listserv@xxxxx.co.jp」にしてください。
以下の例では、xxxxx.co.jp サーバ上に「beer」というメーリングリストがあるものと想定しています。

xxxxx.co.jp上にある「beer」メーリングリストに登録するには、次のように、リストサーバにメールを送信し、メッセージの本文内に「Subscribe」コマンドを入力します。TO: listserv@xxxxx.co.jp
Subject:
Subscribe beer Fred Farkle

メーリングリスト登録を解除するには、次のように指定します。
TO: listserv@xxxxx.co.jp
Subject:
Unsubscribe beer Fred Farkle

メーリングリスト登録を解除するには、次のように指定します。これはメーリングリストの所有者のみが使用できます。
TO: listserv@xxxxx.co.jp
Subject:
Unsubscribe beer fred@xxxxx.co.jp

リストサーバから一般ヘルプを得るには、次のように指定します。
TO: listserv@xxxxx.co.jp
Subject:help

特定のメーリングリスト用のヘルプを得るには、次のように指定します。
TO: listserv@xxxxx.co.jp
Subject:

xxxxx.co.jp サーバ上の全メーリングリストを表示するには、次のように指定します。
TO: listserv@xxxxx.co.jp
Subject:list

特定のメーリングリストに登録されているユーザの一覧を得るには、次のように指定します。
TO: listserv@xxxxx.co.jp
Subject:
list beer

メーリングリストに送信されたメッセージのダイジェストを受信するには、次のように指定します(ユーザはメーリングリストの登録者でなければなりません)。
TO: listserv@xxxxx.co.jp
Subject:
set mode digest beer

ダイジェストモードをキャンセルし、メッセージがメーリングリストに送信されたときにそれを受信するには、次のように指定します。(ユーザはメーリングリストの登録者でなければなりません)。
TO: listserv@xxxxx.co.jp
Subject:
set mode standard beer


メーリングリストへのメールの送信

メーリングリストの登録者は、メーリングリスト名宛てにメッセージを送信することによって、メーリングリストにメッセージを送信できます。例えば、xxxxx.co.jp 上の「beer」メーリングリストにメッセージを送信するには、次のように指定します。
TO: beer@xxxxx.co.jp
Subject: india Pale Ale
・・・本文・・・
メーリングリストがメッセージを受信すると、メッセージはメーリングリストの登録者すべてに再送信されるか、ダイジェストにアーカイブされ、ダイジェストとしてメーリングリストの登録者に送信されます